WWE、10代の視聴者層を求めて「TV-PG時代」脱却をもくろむか

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WWEのファミリー路線といわれる「TV-PG時代」はどのように変化していくのか。

『レスリング・オブザーバー』のデイブ・メルツァーが自身のラジオ番組で語ったところによると、WWEはT層(13歳~19歳までの男女の視聴者層)を取り戻す試みの一環として、『RAW』と『スマックダウン・ライブ』における放送内容をより下品にし、若いスーパースターに焦点をあてていくという。他団体のAEWに同視聴者層が流れる可能性を懸念しているようだ。

WWEは2019年7月1週目、テレビ番組の中で一般的には不適切とされる内容を放送。例をあげると、『RAW』の解説を務めるコーリー・グレイブスは、ブラウン・ストローマンとボビー・ラシュリーの試合中に「Holy Sh*t」(Sh*tが「七大卑語」の1つに該当)と発言し、『スマックダウン・ライブ』では、WWE王者コフィ・キングストンがサモア・ジョーに対して中指を立てた。

また、メルツァーはツイッターを通じて、WWEの番組を視聴したユーザーから寄せられた声に反応。「コフィがジョーに中指を立てたってことは、PG時代を忘れさる方向に進んでいるってこと?今じゃ汚い言葉がたくさん使われ、尖った内容になってるけど」という質問に対し、「そうだ」と簡潔に答えた。

WWEは現在、全テレビ番組のレイティングを「TV-PG」に指定。米連邦通信委員会によると、低年齢の子供にとって不適切な内容を含む可能性があり、また、保護者同伴を推奨するものとなる。これは米国において、「TV-14」(14歳未満の子供にとって不適切な内容を含む可能性がある)と「TV-G」(全年齢に適する)との間に存在する区分である。