【PPV結果】WWE マネー・イン・ザ・バンク 2019(前編)|不可解な裁定が続く

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WWEは現地時間5月19日、米コネチカット州ハートフォードにあるXLセンターにてPPV『マネー・イン・ザ・バンク』(2019)を開催した。(本記事はPPV本編1~5試合目の結果を掲載。「キックオフショー」の結果は別記事にて、本編6試合目~メインイベントの結果は別記事にて掲載中)

ベイリー、2019年「ミズ・マネー・イン・ザ・バンク」に輝く

ベイリー対マンディ・ローズ対カーメラ対エンバー・ムーン対ナタリア対デイナ・ブルック対ナオミ対ニッキー・クロス|女子マネー・イン・ザ・バンク戦
PPV本編1試合目を飾るのは女子による「コントラクト」(王座挑戦の権利)を懸けたラダー戦。試合開始と同時に出場者が大乱闘を繰り広げた。序盤からラダーを振り回したニッキー・クロスは相手を一蹴。そんな彼女をエンバー・ムーンがラダーへ打ちつけるなど激しい戦いとなった。

マンディー・ローズの攻撃を受けてカーメラは負傷。右膝を気にする様子のカーメラは、関係者に寄り添われ退場した。試合が続く中、まずブリーフケースに手をかけたのはデイナ・ブルック。しかしナオミ、ナタリア、ベイリー、ニッキー・クロスがラダー周りに集結し、これを阻止した。

エンバー・ムーンはラダー上段から身を投げ出し、ナタリアへの強烈なイクリプスを敢行。会場は「すげえ!」と大いに沸いた。そうこうするうちにカーメラが試合に復帰。すかさずブリーフケースへの階段を登るも、ソンヤ・デヴィルが乱入しこれを阻止した。

仲間のソンヤに担ぎ上げられ、マンディは上空のブリーフケースを掴むも、ベイリーが2人をラダーから転落させて阻止。ベイリーは誰にも邪魔されることなく、ブリーフケースを掴んで勝利を手にした。
勝者: ベイリー

2分も経たずに新US王者レイ・ミステリオが誕生。王座陥落にサモア・ジョーが怒る

サモア・ジョー(c)対レイ・ミステリオ|US王座戦
PPV本編2試合目はUS王座を懸けた戦い。試合開始から2分も経たずに勝負は決した。挑戦者のレイ・ミステリオが俊敏な動きをみせて攻撃を繰り出すも、王者サモア・ジョーは強烈なチョップを浴びせて反撃。続けてジョーはパワーボムを狙ったが、これを切り返したミステリオは3カウントを奪った。なお、ジョーの左肩は明らかにあがっていたが、レフェリーの死角となった。
勝者: レイ・ミステリオ(新王者誕生)

試合後、父親の勝利を祝福する息子のドミニクが登場。怒りをあらわにしたサモア・ジョーがミステリオを襲撃すると、息子の前で激しい攻撃を加えた。ドミニクは父親を心配。ミステリオは彼の肩を借りて退場していった。

シェイン・マクマホン、金網戦を舞台にザ・ミズを下す

ザ・ミズ対シェイン・マクマホン|金網戦
PPV本編3試合目は元相棒同士による激しい戦い。シェイン・マクマホンが試合開始と同時に金網からの脱出を試みるも、ザ・ミズはこれを阻止し、強烈なキックを何度も浴びせていった。しかしシェインも相手を金網へ叩きつけるなど応戦。攻撃を続ける彼はトップロープからのコースト・トゥ・コーストを狙った。

しかしザ・ミズはこれを回避。彼はシェインの足を掴むと四の字固めを決めた。シェインが必至に出口を目指し、扉が開かれたことをキッカケにイスが投入。これを利用して、ザ・ミズは相手の背中を何度も殴打した。そんな中、ザ・ミズのスカル・クラッシング・フィナーレが遂に炸裂。ザ・ミズがカバーに入るも、シェインがロープに逃れると、金網戦にもかかわらずこれが認められ、カウントは2となった。

この裁定に実況・解説陣も不満の様子。観客は「ふざけるな」と声をあげた。その後、ザ・ミズは脱出を試みるシェインを何度も阻止。しかし偶然にも着用するシャツが脱げたシェインは、結果として金網上部からの脱出に成功して勝利を掴んだ。
勝者: シェイン・マクマホン

トニー・ニース、WWEクルーザー級王座防衛に成功。アリーヤ・デバリとの一進一退の攻防戦を制す

トニー・ニース(c)対アリーヤ・デバリ|WWEクルーザー級王座戦
PPV本編4試合目はWWEクルーザー級王座を懸けた戦い。互いに軽やかな動きを見せて、一進一退の攻防戦を繰り広げた。トニー・ニースはスプリングボード・ムーンサルトやトップロープからの450°スプラッシュを、アリーヤ・デバリはリバースDDTやトップロープからのフロッグスプラッシュを決めるなど、互いに一歩も譲ることなく試合は終盤へ。最後は強烈なニーキックを決めたトニー・ニースが勝利を手にした。
勝者: トニー・ニース(王座防衛)

“二冠女子王者”ベッキー・リンチ、レイシー・エバンスを相手に王座防衛

ベッキー・リンチ(c)対レイシー・エバンス|RAW女子王座戦
PPV本編5試合目はRAW女子王座戦。観客の声援は”二冠女子王者”ベッキー・リンチに集中した。互いに互角の戦いを繰り広げる中、レイシー・エバンスはロープの反動を利用したカッターを披露。徐々に王者を追い詰めたレイシーだったが、最後はディスアーム・ハーを決められ敗北を喫した。レイシーはその直前、ベッキーを丸め込んで時間的には3カウント。だが、レフェリーは両肩がついていないと判断したのか、カウントには入らなかった。金網戦やUS王座戦と同じく不可解な裁定に「今夜はどうしたんだ?」と、解説を務めたコーリー・グレイブスが発言。何かあるのか。
勝者: ベッキー・リンチ(王座防衛)